クルミド出版は、土でありたいと思いました。
土は動きません。
ずうっとそこにあり続け、
水や光の恵みを得て、生命を育む本(もと)になります。
土は種を受け止めます。
根に抱きしめられ、抱きしめ返し、
種がやがて、その種にしか出せない小さな芽を出す
その時を待ちます。
至哉坤元 万物資生
至れる哉(かな)坤元(こんげん) 万物資(と)りて生ず
大地の徳とは、なんと素晴らしいものであろうか。 万物はすべてここから生じる。
中国の古典『易経』の一節。
クルミド出版は、土でありたいと思います。